アナ雪で出てくる戴冠式で持っているものは?どんな意味がある?

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アナ雪戴冠式とは

劇団四季で公演されている「アナと雪の女王」

エルサが女王になる時に戴冠式という言葉が出てきます。

お祝いのイメージはわかりますよね!

エル
戴冠式って実際にあるの?

戴冠式の意味や由来とは何でしょうか?

詳しく解説します。

目次

戴冠式で持っているものは?

「アナと雪の女王」の戴冠式のシーンで、エルサが手にしているのは何?
その意味は何なのでしょうか?
また、ヨーロッパでは主流なのでしょうか?

戴冠式は英語だと「coronation」 「 coronation ceremony」

戴冠式は支配権を表します。

イギリスのエリザベス女王の戴冠式でも持っていたそうです。

「玉のような物」は宝珠
「錫杖のような物」は王笏

と呼ばれておりまして、キリスト教の世界では、王の権威を表すメジャーなアイテムです。

これらは「レガリア」とも呼ばれています。

王冠を加えた3点は、セットで扱われることが多く、戴冠式ではこれらを手渡す儀式が行われます。
イギリス王室や旧ロシア王室(ロマノフ王朝)などが有名な例です。

本来、宝珠や王笏はキリストの権威を象徴するものとして、十字架のデザインが施されることが多いのですが、「アナと雪の女王」では特定の宗教を想起させないようなデザインに変更されています。

戴冠式の由来について

戴冠式は、高僧・神官・高位の貴族が、新しい君主に王冠や帝冠を被せることによって行われます。また、先代君主の存命中に先代君主自身が行うこともあります。なお、すべての君主制に冠があるわけではありません。

アケメネス朝ペルシア帝国(紀元前550年~紀元前330年)では、ゾロアスター教の大司教が皇帝に冠を授けたとされます。

キリスト教の世界では、主に大祭司が新君主の頭に聖油を注ぎ、神への奉仕を誓わせる儀式が行われます。これを受け、イギリスでは聖別式、フランスでは成聖式と言われています。

聖別式の起源は、旧約聖書の「列王記下」にある故事にさかのぼることができます。

ソロモン王が戴冠し、イスラエルとユダの王が奉献の儀を行ったことが記録されています。「油塗られた者」※ヘブライ語の「マスィアッハ」は「王」の婉曲表現となり、後にメシア(ラテン語で「救世主」)を指すようになりました。

ヨーロッパ大陸では、カール大帝が西ローマ帝国(神聖ローマ帝国)を再興し、ローマ教皇から帝冠を受けた西暦800年から、皇帝フリードリヒ3世がローマに行き、ローマ教皇から帝冠を受ける1440年まで、聖油を注ぐ習慣は行われていたそうです。

アングロ・サクソンの年代記には、デーン人の大軍を破り、イングランドを死守したアルフレッド大王が、872年に頭に聖油を受けて即位したことが記されている。

また、ハロルド2世が1066年にロンドンのウェストミンスター寺院で、12世紀までローマ教皇から王冠を受け取って戴冠したことが記録されています。

その後、多少の変更はあったものの、1189年にリチャード1世が王に戴冠したことで、イギリスの戴冠式のスタイルはほぼ確立されました。

カトリック諸国では、王や皇帝だけでなく、ローマ法王が即位する際にも戴冠式が行われました。14世紀のクレメンス5世の時代から、三重冠(教皇冠)が戴冠されるようになったのです。

三重冠は、バチカン市国の国旗や紋章にも描かれています。2005年に即位したベネディクト16世も、紋章から三重冠を廃止しています。ヨハネ・パウロ1世以降のローマ教皇の戴冠式は「着座式」と呼ばれています。

1977年12月4日、中央アフリカ共和国のボカサ大統領は、約2000万ドル(国家予算の1/4)をかけてフランス式の豪華な戴冠式を行い、中央アフリカ帝国の初代皇帝ボカサ1世に即位しました。

アナ雪の戴冠式

触れたものを凍らせ、雪と氷を作り出す魔法の力を持って生まれたアレンデール王国の王女エルサは、8歳のある夜、誤って妹アナに魔法をかけ、意識不明の状態にさせてしまいます。

両親である王と王妃は、トロール達に助けを求めます。アナは一命を取り留めますが、エルサの魔法と事故の記憶をトロールに消されてしまいます。

エルサの魔法は日に日に強くなり、その力を世間に知られないように、城の窓や門をすべて閉め、手袋をして魔法を封印します。10年後、アナの両親は海難事故で亡くなり、アナと妹は二人きりになってしまうのです。

3年後、大人になったエルサが女王に即位し、閉ざされていた門を開いて戴冠式が行われます。

13年ぶりに外の世界と触れ合う特別な日、アナは新しい出会いを夢見ます。彼女は招待客の一人、隣国の王子ハンスと出会い恋に落ち、その日のうちに結婚することを約束します。

戴冠式の後、自分の魔法を知られないように苦労してきたエルサは、あまりに早く決まったため、二人の結婚に反対します。

13年間の閉塞的な生活にうんざりしているアナは、もうこんな生活には耐えられないと聞き入れようとしません。

姉妹は口論となり、手袋を奪われたエルサは、思わず人々の前で魔法を解き放ってしまいます。その力を見破られ、怪物と呼ばれたエルサは王国を脱出します。

北の山にたどり着いた彼女は、そこに魔法で氷の城を作り、自分を抑えるのをやめて、一人で生きていこうと決心します。

まとめ

今回は、アナと雪の女王に出てくる戴冠式という言葉を解説しました。
現実社会でも滅多に出てこない戴冠式なので、聞きなれないと思います。

最近イギリスでも戴冠式が行われました。

アナ雪を見ていなかったら聞き流していたところでした。

戴冠式を最初聞いた時は、聞き取れませんでした。
女王になるのに「退官式?」と思ってしまいましたw

王冠もらってるのにあり得ませんよね。

 

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