千秋楽と千穐楽の違いとは?意味と使い方を解説

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千秋楽と千穐楽の違い

ミュージカルは必ず最終日というものはきます。

ただ、文字の表示の仕方が「千秋楽」と「千穐楽」があります。

エル
千穐楽と千秋楽って違うの?
ルイ
今回は意味の違いや使い分け方法を解説するよ

この記事を読んで欲しい人
  1. 千穐楽と千秋楽の意味の違いを知りたい人
  2. 由来や歴史を知りたい人
  3. 使い分け方法を知りたい人
  4. 例文を知りたい人

目次

千秋楽とは何?意味と言葉の由来について

千秋楽とは何でしょうか?

さっそく、意味と言葉の由来について解説します。

千秋楽とは、同じ作品を長期にわたって上演する劇場の最終日のことです。

日本全国で上演される場合、各地域の最終公演を「千秋楽」、全公演の最終日を「大千秋楽(おおせんしゅうらく」と呼びます。

千秋楽の意味

各地域の最終公演・・・・千秋楽

全公演の最終日・・・・大千秋楽

千秋楽を「楽日(らくび)」・「楽(らく)」と呼ぶことも多くあり、千秋楽の前日を「前楽(まえらく)」と呼ぶこともあります。

千秋楽の由来

千秋楽は、もともと江戸時代に相撲や歌舞伎の用語として使われていました。

その由来には2つの有力な説があります。

ひとつは、雅楽で最後に演奏される曲を「千秋楽」と呼んだという説。こちらは、必ずしも最後に演奏されたことを意味するものではないです。

もうひとつは、祝言で歌われる能楽の代表曲「高砂」。最後の節に千秋楽という様な言葉から始まる詩が存在しているため、由来すると言われています。

千秋楽の由来の説
  1. 雅楽で最後に演奏される曲から
  2. 祝言で歌われる能楽の代表曲「高砂」から

MY楽は、自身の最後の日のことを言います。

千秋楽と千穐楽の違い

「千秋楽」も「千穐楽」も元々は演劇や舞台の最終日を指す言葉です。

「千秋楽」はより一般的に使用され、あらゆるイベントや公演の最終日を指すことができます。

「千穐楽」はもともとは歌舞伎や能などの伝統芸能で使われていましたが、近年では相撲の最終日を指すこともあります。

しかし、「千穐楽」が相撲の最終日だけを意味するわけではありません。両方の言葉はイベントや公演の最終日を指すことができ、完全に使い分けられているわけではないので、文脈によって使い分ける必要があります。


千秋楽と千穐楽の使い分け方法

最初の「千秋楽」の使い方の例として、次のようなものがあります。

『明後日が千秋楽です』
『大相撲七月場所の千秋楽はいつですか?』
『千秋楽の試合結果や番付をご確認してください』

次にわかりやすい「千秋楽」の使い方ですが、

『本日、無事に千秋楽を迎えました』
『大相撲九州場所の千秋楽が近づいてまいりました』
『千秋楽おめでとうございます』
『千秋楽のチケットをお取りください』

などです。

「千秋楽」・「千穐楽」は、どちらも相撲や演劇などの興行の最終日を意味する「せんしゅうらく」と読みます。

その意味では、漢字の違いだけですので、どちらを使っても問題はありません。

上記の例で言いましたら、「七月場所の千秋楽」は「七月場所の千穐楽」と書き換えることが可能です。

さらに、「千秋楽」には、物事の終わりという意味もあります。表現方法に関しましては、

「千秋楽を終える」
「千秋楽を迎える」

などなどが、千秋楽を使用しました一般的な言い回しになります。

千穐楽という言葉に関しましては、千秋楽という文字の中にある「火」が芝居小屋に取りまして、縁起が悪いことから、縁起が良くて同音の「穐」を使って出来た言葉だそうです。

千穐楽は、縁起をかつぐ芝居・演劇・相撲等の興行に特化して使われることを覚えておいてください。

千秋楽の対義語

初日(しょにち)
開幕(かいまく)

「こけら落とし」ともいう場合も。

こけら落としとは、建物が完成して初めて使用を開始することを言います。

こけら落とし公演というふうに使いますね。


千秋楽と千穐楽の英語での表記の相違点

千秋楽と千穐楽の英語での表記の相違点について、解説します。

千秋楽も千穐楽も英語にしましたら、「an end」、「final day of a tournament」、「a close」となり、例えば上記の「千秋楽になる」を英語にすると「come to a close」になります。

千秋楽の意味とは?

千秋楽とは何でしょうか?千秋楽とは、演劇や相撲などの興行の最終日を意味します。また、物事の終わりや終了を意味します。

例としましては、

「千秋楽を終える」
「千秋楽を迎える」

などが、千秋楽を使用しました一般的な言い回しになります。

千穐楽の意味とは?

千穐楽について、解説します。演劇や相撲などの舞台公演の最終日のことを「千穐楽」といいます。

例としまして、

「千穐楽を終える」
「千穐楽を迎える」

などが、千穐楽を使った一般的な言い回しになります。

千秋楽の例文

『無事千秋楽を迎えることができました。皆様に、心より御礼申し上げます。』
『舞台の初日から、千秋楽を終えるまでの間、役者だけでなく、スタッフも緊張の日々が続いています。』

千穐楽の例文

『本日無事千穐楽を迎えることができました。ご観劇下さった皆さま方、どうもありがとうございました。』
『おかげさまで、無事に千穐楽を終えることができたことに感謝します。』


千穐楽の「穐」はなぜ秋ではない?

「千秋楽」とは、芝居の最後の公演が無事に終わったことを意味することは多くの人が知っていますが、なぜ大相撲の「千秋楽」は秋ではないのか?という点を説明できるのは、よほどの年配者だけでしょう。

それは、相撲が見世物として扱われ、見世物小屋で上映されていたため、火災を恐れるあまり、ありがたい「亀」の字を加えて「せんしゅうらく」と読むようになったからです。

ちなみに、歌舞伎も見世物小屋ですので、火気厳禁です。

一方で、ミュージカルでは、ホールに火災報知器が設置されています。

こちらは、時代の流れでしょうから、「千穐楽」という字を使う必要はないです。なお。コンサートが野外コンサートである場合、火災と縁遠いので「千秋楽」で良いと言われております。

最後に

いかがでしたでしょうか?

千穐楽と千秋楽とは何かや、意味の違いや使い分け方法について、ご理解頂けたと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (2件)

  • 舞台関係者です。
    「千穐楽」が相撲の最終日だけを意味すると記述されておりますが、この情報の出典元はどちらでしょうか?
    これまでこのような差異があるという話は聞いた事がありませんので、詳しく調べてみたくなりました。
    不都合が無ければ教えて頂けると嬉しいです。
    宜しくお願い致します。

    • コメントありがとうございます。

      相撲だけ使われるという文言を使ってしまっていました。
      そのような表現は間違っておりました。

      修正しました。
      指摘ありがとうございます。

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