初めて劇団四季のミュージカルを観に行った時に感じるのは「口パクじゃないの?」ということ。
激しいダンスを踊りながら、歌を歌って、それも安定した歌唱にびっくりします。
まさかダンスを踊りながら本当に歌ってるわけじゃないんじゃないか?
と疑ってしまいます。
歌っている人違うのにCDと声が似てる!マイクも付いていないみたいだし、やっぱり口パク?
今回は、劇団四季の歌は口パクなのかどうか紹介したいと思います。
劇団四季の歌は口パクなのか?
劇団四季の歌はもちろん口パクではありません。
しっかりと歌っていますし、コーラスやハモリももちろん生で歌っています。
あの激しいダンスや移動などをやりながら、しっかりとした歌を提供しております。
前列の方に座るとわかりますが、マイクを通さない生の声が聞こえますから間違いありません。
ソロナンバーなんかは特にわかります。
声が掠れていたり、歌い方が日によって違ったりということは感じます。
マイクはどこに?
マイクは、小型のマイクを使用しています。
耳もとやおでこのあたりにできるだけ見えない位置にセッティングされています。
小型のマイクで、しっかりと演者の声を拾えるのはどんな機械なのかすごいですね。
それも口元から結構離れたおでこですから、マイクの性能がいいのか、演者さんの腹式呼吸の通りがいいのか。
観客にしっかりと伝わる声量で拾ってくれています。
でも、雑音などは拾わないので、すごいマイクですね。
一度だけ、不思議な音を拾ったシーンに遭遇したことがあります。
舞台裏のマイクを拾っていたのでは?と言われていますが、定かではありません。
音響さんがスイッチを切り忘れたのか、トラブルなのか。
3時間近くの舞台ですから、トラブルもあるでしょうし、音響さんも相当な集中力が要されますね。
音割れ
僕はマイクでよくある音割れに経験したことありません。
ただ、音割れが稀にあるそう。あんな激しい運動しているにもかかわらず、マイクが動いたり音が割れないのは相当な性能がいいマイクなんでしょうね。
劇団四季の音響さんがすごすぎる
気温や湿気などの変化、体調などの変化で音響音質が異なるそうですが、できるだけお客さんに一定に伝えなければいけません。
劇団四季の音響さんは本番中もそんな僅かな変化に反応し微調整を行なっているそうです。
演者さんは、歌っているときに、自分の声量が足りないかも。。と思っても無理して声を張り上げないそうです。音響さんが調整してくれるからです。
演者さんは音響さんを信じ、できるだけ喉を潰さないように気をつけているそうです。
演者は、喉が潰れてしまってはいけません。
一生懸命歌うけど、喉をつぶす歌い方はできるだけ避けなければいけません。
演者さんたちはもちろん理解しています。
ロングラン公演を続けていくにあたり、1人の脱落は周りにかなり影響を与えてしまうことを理解しているからです。
場所によっては口パク?
ほとんどが歌っていると思われますが、1部歌っていないのでは?と言われているところがあります。
ただ、公式には発表されていませんので、間違っているかもしれません。
オペラ座の怪人でクリスティーヌと怪人が小舟に乗っているところ。
歌ではないですが、ライオンキングでシンバがプライドロックで叫ぶところ
です。
タイミングはどうやって?
音が続いていればいいのですが、いろんな歌うタイミングあります。
歌い出しや無音からの歌い出しなどタイミングが難しいです。
どうやってタイミングを合わせているのか不思議でした。
おそらくいろんなところで合図を送っているのではと言われています。
有名なのは、照明!
観客側の2階あたりの照明からリズムをとっている照明があるのがわかります。
ノートルダムの鐘では確認できました。
そこでリズムやタイミングをとっていました。
それだけではなく、他にも見えない位置からの合図があるのでしょう。
演者さんたちは演技、ダンス、場所、などを行いながら歌っているのです。
驚くべき集中力と能力だということがわかります。
さいごに
劇団四季の歌は、演者さんの能力の高さはもちろん、スタッフさんの周り方のサポートによって生の声を届けられています。
口パクかも・・と思せるぐらい毎回のクオリティーの高さの劇団四季。
キャストが休みもなく毎週で続け、ロングトーンやダンスをしている姿を見ていると頑張れーと思っちゃいます。
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