劇団四季「バケモノの子」のあらすじや作品内容・魅力について徹底解説。

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劇団四季がロングランを目指している作品バケモノの子。
本記事では、劇団四季「バケモノの子」のあらすじや作品内容・魅力について徹底解説します。

目次

劇団四季「バケモノの子」のあらすじや作品内容

映画「バケモノの子」を劇団四季がミュージカル化した作品になります。
映画の内容とほぼ同様になっており、登場人物も同様です。

この世界には、人間の世界とは別に、もう一つの世界があります。それは、バケモノの世界です。

そのバケモノの世界では、長年妖怪のリーダーを務めてきた宗師が、今季限りで神に神として生まれ変わると宣言しました。

後継者は、強さと品格に秀でていることが通例であり、数年後に闘技場で次の宗師を決める試合が行われることになりました。

候補者は、強いが乱暴な熊徹と、強さと品格を兼ね備えた猪王山でした。
次期宗主を決める戦いが本格化しようとしていたのですが、熊徹は宗主から弟子を取ることを課せられてしまうのでした。

一方で、人間界の渋谷では、9歳の少年・蓮が両親の離婚で父と、母の死でひとりぼっちになっていました。

行き場を失った蓮はある夜、弟子を探している熊徹と出会い、渋天街に迷い込みます。一人で生きていくための「強さ」を求め、蓮は熊徹に弟子入りすることを決意します。そして、「九太」という名前を授かります。

当初は、事あるごとに衝突していた二人ではありましたが、奇妙な共同生活や修行を通して成長し、やがて本当の親子のような絆で結ばれるようになります。

一方で、猪王山にも、九太と同世代の息子である一郎彦がいました。一郎彦は、父の存在を最も誇りに思い、父のようになりたいと願っています。しかし、一郎彦はいまだにバケモノらしいキバが生えてこないことに悩んでいます。

時は流れ、九太と一郎彦は青年に成長しました。17歳の九太は、熊徹の最強の弟子としてその強さを知られるようになったのですが、「自分は何者なのか?」と、バケモノであることと人間であることの狭間で悩んでいました。

ある日、ひょんなことから人間界に戻った九太は、高校生の楓と出会い、新しい世界を知り、自分の生きる道を模索し始めます。

やがて、次の宗師を決める戦いの日がやってきます。人間と妖怪、ふたつの世界を巻き込む大事件が発生します。

熊徹と九太は、みんなを救うために、自分たちに何ができるかを考えなければなりません。

ミュージカル「バケモノの子」の魅力とは?

  • 血のつながっていない親子の絆
  • 新しいチャレンジへの想いや勢い
  • 音楽で表現される原作の魅力

血のつながっていない親子の絆

こちらの物語で、特に印象に残ったのは、九太と熊徹の絆です。

母を亡くした孤独な少年である九太と、かつて孤独な少年であった熊徹。人間とバケモノの垣根を越えて、ぶつかり合いながら成長していきます。

熊徹は、九太の父親のようになり、九太は父親の背中を背負う子供のようになります。二人の間に生まれる絆に心を打たれます。

「なんて素敵な関係なんだろう。」そんな風に思いながら映画を観ていました。パンフレットに書かれていた細田守監督の「子どもはお父さん一人じゃない」という言葉は、まさにその通りだと思いました。

子どもは、多くの大人の背中を見て育ちます。血のつながりがなくても、怪獣たちと同じように、誰もが成長過程にある子どもたちの父親になりうるのです。

そうやって、孤独な子どもたちがいなくなればいいなと思います。

新しいチャレンジへの想いや勢い

こちらの作品を見て、みなさんが感じるのは、「生きる力」だと思います。とにかく、登場人物一人一人の生命力がすごかったです。

こちらのミュージカルを観た後は、圧倒されて疲れますが、翌日には今まで以上に元気になっていることでしょう。

大人気アニメと映画との初コラボ、ファンタジーの世界観への挑戦。そのすべてに愛が感じられました。そして、人間の中にある 「闇」と闘う九太たちに励まされました。

目に見えなくても、誰もが持っている「闇」、自分だけが持っているわけではない「闇」、それを認識し、強く戦うことが大切なのです。

そのことを思い出させてくれる作品です。「自分の胸の中にある剣を握りしめろ!」 、熊徹さんの力強く、思いのこもった言葉を聞いて、こんな時代だからこそ強く生きたいと思える作品です。

そして、誰かが闇に飲まれそうになったとき、九太たちのように、みんなが助け合えるようになればいいなと思います。バケモノたちの生命力が溢れる熱いバトルシーンもオススメです。

舞台ならではの装置やマジック

この舞台はところどころ、マジックが用いられておりどうやって剣が背中に?とか、場面転換で人が入れ替わってる?など驚くシーンがあります。舞台ならではの演出ですね。

今でもどうやってるのかわかりません。

装置も場面転換で相当動いており、シーンを転換するのに違和感がないように動いております。
相当な人数のスタッフが裏で装置を動かしてるそうです。

 

音楽で表現される原作の魅力

こちらの物語が、映像ミュージカルになったとき、一番楽しみなのは、どんな音楽で表現されるのでしょうか?

ミュージカルには、歌という大きな武器がありますよね。こちらが加わることで、登場人物の心情がより明確に伝わり、大きな感動を生むことができるのです。

今回の『バケモノの子』もそうだったように思います。ゼロから作り上げた音楽は、本当に良いですね。キャストもよく歌っていましたし、印象に残る音楽がたくさんありました。

まとめ:劇団四季「バケモノの子」のあらすじや作品内容・魅力について徹底解説

いかがでしたでしょうか?劇団四季「バケモノの子」のあらすじや作品内容・魅力について解説しました。劇団四季「バケモノの子」を観たい人は、本記事をお役立てください。

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