宝塚歌劇団の5つの組の特徴から楽しみ方紹介!

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宝塚歌劇団の組とは

「宝塚歌劇団って聞いたことあるんだけど、花組とか宙組とかよくわからない。」と悩んでいませんか?

そんな方に向けて、宝塚歌劇団の5つの組とそれぞれの特徴についてまとめた記事を書きました!

記事前半では宝塚歌劇の組と一体何なのかを、後半ではそれぞれの組についての特徴を解説するので、じっくり読み込んでください

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目次

宝塚歌劇団の5つの組って何?

宝塚歌劇団には現在、花・月・雪・星・宙(そら)の5つの組と専科があり、組ごとに行われる公演では、組の顔となるトップコンビが中心となり、組を支えるスターたちとともに、その時々ならではの魅力を発揮します。

組制度は1921年、観客数の増加に対応するため第1部を「花組」、第2部を「月組」とする2組制で公演を行うようになったことが始まりです。現在、各組には約80名が所属しています。

宝塚歌劇の出演者を養成する唯一の学校「宝塚音楽学校」を卒業後、毎年初舞台公演を経て、各組に配属されます。組に所属する生徒のことを「組子」と呼びます。各組には組を統括・管理する「組長」と「副組長」がおり、公私に渡り組子の面倒を見ています。

花組

1921年に発足し、日本初のレビュー『モン・パリ』を初演しました。宝塚歌劇団1番目に誕生し、最も長い伝統を持つ組です。そのため、正統派が多く、「花男」というワードもあるほど男役の宝庫と呼ばれております。

5つの組に順位があるわけでは有りませんが、花組の組子たちは最も歴史ある組としての誇りを持っているように感じられます。ダンスが得意なスターが多数在籍しており、現代的なスーツの着こなしが魅力的です。これまで沢山の名作を生み出しており、イメージカラーは赤やピンクになります。

月組

1921年、花組とともに発足した最も歴史のある組のひとつで、芝居力の高いスターを多く輩出しているため「芝居の月組」と呼ばれる事もあります。自然体でありながら人間味あふれる温かいストーリーからシリアスなものまで、芝居のセンスに溢れたスターが多いのが特徴です。

イメージカラーは黄色で、繊細な芝居はまるで妖精のようです。退団後に女優として活躍している方も沢山いらっしゃいます。名作の『風と共に去りぬ』『ベルサイユのばら』を初演した組として、多くの観客を魅了しました。

雪組

1924年、旧・宝塚大劇場の誕生とともに新設しました。イメージカラーは緑で、迫力ある歌唱力が特徴的です。また、雪組は心の機微を描く日本物に定評があるため「日本物の雪組」として知られています。

心身ともにたくましく、いぶし銀のごとく光り情緒あふれるお芝居が魅力的です。宝塚歌劇の人気演目の1つである『エリザベート』は、雪組での初演となりました。日本舞踊や所作、演技が美しいスターが多く、宝塚が誇る伝統の1つです。

星組

旧・東京宝塚劇場開場の前年、1933年に新設された組です。戦争による情勢悪化のため1939年に一旦廃止され、花・月・雪の3組体制を経て太平洋戦争後の1948年に復活しました。存在感のある個性的なスターが多く、どんな衣装にも負けない華やかさがあるため「コスチュームの星組」と呼ばれています。

エネルギッシュでダイナミックな舞台が特徴で、披露するダンスやコーラスはとても凄まじく、体育会系のような熱気のあるショーを楽しめます。イメージカラーは青で、宝塚歌劇の人気演目である『THE SCARLET PIMPERNEL』や『ロミオとジュリエット』を初演しました。

コスチュームの着こなしも素晴らしく、フェアリー感ある宝塚ならではの夢の世界を体感する事ができます。

宙組

東京での通年公演を実現するため1998年に新設された1番歴史の浅い組ですが、コーラスやアンサンブルの完成度が高く、迫力のある舞台が特徴です。老朽化による東京宝塚劇場の建て替えを機に組の増設となり、既存の4組からメンバーが選抜され、大規模な組替えを行って設立されました。

イメージカラーは紫で、宙組ならではの魅力が最大限に発揮されます。アンサンブルに対する評価が高いため「コーラスの宙組」と呼ばれています。5組の中でも特に長身の男役が多く、スーツの着こなしなどがスマートでスタイリッシュな組です。宝塚歌劇の人気演目である『ファントム』を初演しました。

専科

特定の組に所属せず、各組の舞台に特別出演して舞台を引き締める一芸に秀でたスペシャリスト集団です。元々はダンス・声楽・舞踊・演劇・映画のジャンルごとに分かれていた専科でしたが、2000年に「新専科」が作られ、各組のトップスター候補が異動しました。

ファンに与えた衝撃は強いものでしたが、どの組にも所属していない名脇役のベテランが多く、各組の様々な公演に出演しており、舞台の引き締め役として貴重な存在です。通常は作品の要となるような渋い老け役などで各組へ出演し、ベテランとして組子に技術を伝授したりアドバイスしたりという役目を担います。

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まとめ

今回は、宝塚歌劇団の各組の特徴や組カラーについてご紹介いたしました。

まずは色々な組を観劇してみて違いを楽しみ、お気に入りの組を見つけるのも良し、満遍なく全ての組を楽しむのも良しです。観劇スタイルを自由に楽しむことができるのも、宝塚歌劇の魅力の1つです

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