宝塚新人公演とは何?いつから始まった?歴史からチケットの取り方まで解説

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宝塚歌劇団新人公演いつから

皆さんは、宝塚新人公演という言葉を聞いたことがありますか?

宝塚歌劇団に所属してから7年目までのタカラジェンヌたちをそう呼んでいます。

タカラジェンヌとは美しくて華があり、エレガントな雰囲気を醸し出している、宝塚歌劇団の女性演技者を指す愛称になります。

それもタカラジェンヌは入団すると、いつに入団したかをすぐ確認できるように、研究科〇年生(研〇)と呼ばれます。

7年目までのタカラジェンヌは研1~研7と表し、この間にしか宝塚新人公演に出ることができません。

厳密に言うと、7年目というのは、研1~研8の2月までの期間を指します。

宝塚新人公演は、ベテランの宝塚公演とはまた違い、別の面白さや若手ならではの魅力があります。

また、新人のタカラジェンヌを早めにチェックして、自分の推しを見つけたい人にもおすすめです。

宝塚新人公演は、本公演の期間中、兵庫県にある宝塚大劇場で1回、東京都にある東京宝塚劇場で1回、合計2回観劇するチャンスがあります。

それでは今回、宝塚新人公演を観劇する人に必要な情報を一挙大公開致します!

目次

宝塚新人公演はいつから始まった?

現在の宝塚新人公演は、宝塚歌劇団に「入団してから7年目」までが行います。

本公演で行われる演目を、本役のタカラジェンヌに代わり、新人のタカラジェンヌが上演するのです。

毎回公演期間中に、兵庫で1回、東京で1回の計2回しか行われない貴重な公演となっています。

1958年の宝塚大劇場雪組公演の「花の饗宴(うたげ)」が、宝塚新人公演の発祥と言われています。

それまでは新人であれば誰でも参加することができ、特別な学年の制限はありませんでした。

そして、昭和50年代に現在と同様に、研究生7年生以下に限るという制限が加わりました。

それだけ、宝塚新人公演が厳選されたジェンヌの公演に切り替わってきたことが窺えます。

宝塚新人公演の近年の上演回数とは?

実際、今まで年間でどれぐらいの上演回数だったのでしょうか?

2013年以前までは10公演あり、2014年から2019年までは8~9公演あったそうです。

2020年は4公演、2021年は5公演、2022年は9公演となっています。

2023年も2022年と変わらず、8~9公演行われるのではないかと言われています。

宝塚新人公演の公演時間とは?

宝塚歌劇団の本公演は、約2時間30分~3時間ぐらいです。

宝塚新人公演は、本公演と基本同じ内容になりますが、カットされる部分や大きい変更があります。

そのため、舞台挨拶を入れても、宝塚新人公演の公演時間は約1時間45分~50分となりますので、本公演の半分ぐらいの時間だと考えて間違いないです。

本公演と新人公演は同じ原作から台本が作られていますが、新人公演用にアレンジされています。

新人公演の方が原作に近い、もしくは原作の内容が分かりやすいということもあります。

宝塚新人公演はいつ上演されるのか?

宝塚新人公演は、宝塚大劇場では本公演が始まってから、2回目の火曜日か、3回目の木曜日の18時に行われます。

一方、東京宝塚劇場では公演初日から2回目か3回目の木曜日の18時30分に行われます。

両方も平日の夕方なので、席が空いていると思われるかもしれませんが、新人公演は大変人気が高いため、すぐにチケットが完売してしまいます。

宝塚新人公演のチケットは取りにくい?

宝塚新人公演のチケットは、はっきり言って人気があり過ぎてなかなか取れないです。

もうすでに新人の頃から、私設のファンクラブができているタカラジェンヌもいます。

そのファンクラブの会員になれば、一般的にチケットを買うよりも少しは取りやすくなるかもしれません。

中には、自分が応援したい新人のタカラジェンヌにお手紙を書く強者もいます。

本当に新人のタカラジェンヌ本人か、お付きの方から返事があると言います。

直接チケットを手に入れられるかは分かりませんが、試してみる価値はあると思います。

また、低確率とは言われていますが、宝塚友の会の第一次抽選で新人公演のチケットに応募する方法です。

このように、宝塚新人公演は一般的に取るというよりは、抽選やコネやサポートをうまく利用してチケットを取るやり方をしなくてはならないのです。

一般人に回ってくるチケットの量自体が少ないので、なかなか取れない現状があります。

宝塚新人公演の料金はいくら?

宝塚新人公演のチケットは、本公演の約半分の値段で観劇できます。

舞台に近い方から順番に、

SS席が5,300円
S席が4,200円
A席が3,000円
B席が2,500円

なかなか手に入らないチケットですが、手に入った場合、とてもリーズナブルな価格設定になっています。

宝塚新人公演はライブ配信もある!

宝塚新人公演の東京公演にはライブ配信があります。

U-NEXT、Rakuten TV、d TVで観劇することができ、ポイントが使えたり、もらえたりする特典があります。

U-NEXTは600円分のポイントが新規登録時にもらえ、ライブ配信を視聴するのに使用することができます。

Rakuten TV、d TVはそれぞれ楽天会員であること、dアカウントを持っていることがライブ配信を視聴できる条件になり、楽天ポイントやdポイントを使用できます。

宝塚新人公演のライブ配信のチケットを購入すると、パンフレットがダウンロードできるようになります。

画面に出るパスワードを入れる簡単操作ですので、誰でもパンフレットが手に入ります。

最近では、ライブ配信のみならず、ダイジェストビデオが販売されています。

宝塚新人公演の魅力とは?

本公演と新人公演の違いは、出演者と演出家が異なることだけです。

オーケストラ、衣装部、大道具、小道具等のスタッフは、本公演と全く変わり映えしません。

本公演と新人公演では、ひと昔前は値段も経験値も格段に違うということもあり、演技力は雲泥の差と言われていました。

しかし、近年、新人の若手ジェンヌの中でも歌やダンスに長けている者が多く、若手ならではのフレッシュな演技が見られるのが、新人公演の最大の魅力です。

化粧も衣装もさることながら、1人1人実力のある新人が多く、男役の完成度も年々上がってきています。

舞台をじっと見つめていると、新人ジェンヌの美しさの虜になってしまうかもしれません。

また、宝塚新人公演の主演に選ばれたタカラジェンヌは、直接本公演のトップスターの舞台指導を受けることができます。

一流の指導を受け、着実にトップスターへ向けての階段を登っていくわけなのです。

両者は全く別物ではありますが、宝塚新人公演が本公演にひけを取らないという声があるのも、納得できますね。

また、本公演と新人公演の間はあまり時間がなく、新人の身の丈に合わない衣装を着なくてはならない場面もあります。

小さかったり、ぶかぶかだったり、何となく新人的な可愛さみたいなものを感じられます。

さらに、舞台に出させてもらえているという嬉しさからか、新人公演のジェンヌたちは演技にかなりの熱が入ります。

若手ジェンヌならではの情熱とパワーをあなたは目の当たりにするはずです。

まとめ

宝塚新人公演について、ご理解いただけましたか?

本公演の期間中に2回しかない貴重な公演なので、なかなか足を運ぶことは難しいかもしれません。

もし、チケットが手に入りそうな機会があれば、ぜひ足を運んでみてください。

難しい場合は、ライブ配信やダイジェストビデオで、新人公演を楽しむといいですね。

それに加えて、あなただけの若手ジャンヌが見つかると、さらに新人公演が楽しくなるはずです!

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