「宝塚歌劇の新人公演はどんな公演?」
「新人はどのような公演に出演している?」
「新人公演を楽しむ方法や、実際の鑑賞方法について知りたい。」
「新人公演の魅力が知りたい。」
本記事を読むことで、宝塚歌劇の新人公演の概要や、新人が出演している公演や、新人公演を楽しむ方法などについて把握できます。
宝塚歌劇の鑑賞歴が5年の私が、詳しく解説します。
宝塚歌劇の新人公演とは何?
宝塚歌劇の新人公演における「新人」とは、何のことでしょうか?
まず、新人公演に出演するのは、入団1年目から7年目までのジェンヌさん達だけです。
定期公演の内容やキャストは、ベテランの専科まで出演されている内容や配役にも関わらず、全キャストを演じるのは、その7年目までのジェンヌさん達が演じています。
2019年は、99期生から105期生までのタカラジェンヌさん達でした。
つまり、宝塚歌劇団は、7年目までのメンバーを新人として呼んでいるのです。
新人はどのような公演に出演する?
宝塚歌劇団には、宝塚大劇場と東京宝塚劇場で本公演と、それ以外の各地で行われる公演があります。
新人公演は、本公演のみで行われています。
新人公演は何回ある?
新人公演は、宝塚大劇場で1回、東京宝塚劇場で1回です。合計2回の公演です。
宝塚の新人公演は公演期間中に1回
宝塚の新人公演は、約1カ月半の定期公演期間中に1回だけ行われます。
普段はスポットライトの当たらない下級生が、上級生に代わって主役を演じる1日限りのイベントです。
本公演が、芝居とショーで構成されている場合、新公演は芝居を上演することが多いのですが、ショーを上演する場合もあります。ショーも、若いスタッフが演出するケースもあります。ただし、音楽や衣装などは、本公演と同じスタッフが担当します。
本公演に出演できるのは「研7」と呼ばれる入社7年目までの研究生のみ。スターへの道を歩む若きスターたちのお披露目であり、見逃せない公演です。
新人公演と本公演との違いは?
出演者と演出家が変わります。それ以外の衣装、舞台、オーケストラは、本公演と同じです。
また、時間の都合上、本公演ではストーリーが短くなったり、省略されたりすることがあります。
衣装も同じなので、役者は本公演で主役が着ている衣装をそのまま着ます。そのため、体型が違えばちょっとお直しをしたり大変です。
新人公演は、若い才能を育てる機会でもある
本公演は宝塚と東京で100回ほどあるが、新人公演は2回しかありません。しかし、本公演では、先輩たちの演技を見て学び、本公演が終わると猛練習に励みます。
本公演は、下級生にとって練習の場であり、役もセリフもまったくありません。
本番での先輩たちのセリフや歌、演技を見て、「どうやったらあんな風になるんだろう?どうやったらあんな練習ができるんだろう?」と思うことが多いそうです。
新人の舞台を見に行くと、緊張が伝わってくるほど、緊張しているタカラジェンヌが多いです。
また、下級生から抜擢される人もいるので、「この人は上がってくるかな?」と今後の配役の予想が楽しみになります。
新人公演を楽しむためには?
新人の発掘
こちらの公演では、下級生が注目されることは少ないです。そんな下級生の新たな才能や魅力を発見できるのも、宝塚歌劇の醍醐味です。
また、宝塚歌劇の成長を楽しめるのも、宝塚歌劇の醍醐味です。
注目して、応援していきたいタカラジェンヌが見つかれば、宝塚はもっと楽しくなるでしょう。
そのために、下級生の頃から「このタカラジェンヌを見守りたい、応援したい」とタレント発掘に励んでいる人もいます。下級生から見守り、応援したいのです。
最初から才能のある人を見つけて見守ることができれば、その人の本公演での活躍が見えてくる!」「演技も歌もダンスも上手になっている!」「演技も歌もダンスも上達しているのがわかる!」と!
合わない衣装
本公演から新人公演まで時間がない中でのお直しであるため、新人の体にぴったり合うとは限らず、衣装が少し長かったり、短かったりすることがあります。
本役の体型にぴったり合うように作っているので、ちょっとダブダブしていることもあります。
本役さんの情熱が受け継がれ、歴史を作っていることを感じられる
宝塚ファンは、この時期に退団してしまうと、主役、特にトップスターを見ることができない寂しさを感じます。
しかし、新人たちはトップから学んでいます。彼らのセリフ回しや演技への情熱は、新人たちの演技からも感じられます。
もちろん、技術面では、トップや上級生に及ばない部分も多いのですが、それでも、上級生の舞台に対する姿勢や情熱は新人たちに受け継がれていると感じます。
宝塚歌劇団の面白いところは、その情熱が受け継がれ、歴史を作っていることを感じられるところです。
技術よりも、舞台に対する情熱やパワー、愛情が、新人たちの緊張感の中にひしひしと伝わって来ます。そんなフレッシュな演技が見られるのも、新人公演ならではです。
宝塚の新人公演は、一瞬で完売する
宝塚の新人公演は、1日限りのイベントで、チケットは一瞬で売り切れます。歴代のトップスターが羽ばたく新人公演は、生徒にとってもファンにとっても、大きな意味を持つ特別な公演です。
新劇団のキャスティングは、年ではなく、歌劇団の評価で決まります。主役に抜擢された若手男役には、スターへの道が約束されます。次世代のスターを占う意味でも、新人公演は見逃せない公演です。
新人に注目するファンも、彼らが活躍するかどうか、ハラハラドキドキします。高評価を得れば、本公演でも重要な役に抜擢されるだけに、これまで以上に注目を集めそうです。若さと熱気溢れる新人公演をぜひご覧ください。
新人公演の鑑賞方法や料金について
公演が2回しかないため、チケットは競争率が高い傾向にあります。また、新キャストの家族や本公演を観た上級生が観に来ることも多く、チケット入手はさらに難しくなります。
宝塚歌劇団の公式ファンクラブ「宝塚友の会」の会員であれば、抽選方式のチケット先行販売に申し込むことができます。また、応援している宝塚歌劇団のファンクラブを通じて、チケットを入手できる場合もあります。
宝塚大劇場と東京宝塚劇場の新人公演のチケット料金は、B席を除き両劇場共通で、一般公演の半額程度です。
宝塚大劇場 | 東京宝塚劇場 | |
SS席 | 5,300円(12,500円) | 5,300円(12,500円) |
S席 | 4,200円(8,800円) | 4,200円(9,500円) |
A席 | 3,000円(5,500円) | 3,000円(5,500円) |
B席 | 2,500円(3,500円) | 2,000円(3,500円) |
新人公演の魅力とは?
新人公演の魅力には、どんなものがあるのでしょうか?
トップスターや、研7以上のタカラジェンヌが出演する本公演と比較すると、新人公演はどうしてもクオリティに開きが出ます。しかし、先輩の背中を追いかけて、ひたむきに演じる若いタカラジェンヌの熱意は、新人公演にしか感じられないものです。
新人公演で主役を張るタカラジェンヌには、新たな才能が期待されているとも言えます。
劇団内はもちろん、ファンの注目度もさらに高まるでしょう。もちろん、本公演よりも多くの若手が出演する新人公演で、新人に会える可能性もあります。
新人公演で、憧れのタカラジェンヌさんの成長を見守るのも、ファンの醍醐味です。このように、新人公演は、本公演とはまた違った魅力に溢れています。
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